20代2000万セミリタイア(予定)のブログ

20代2000万セミリタイア(予定)のブログ

セミリタイア圏内に入ってきたけど、どうしようか迷い中

なぜお金を持つと破滅してしまう人がいるのか……? という話

f:id:sazamekidori:20200918154542p:plain


なぜ人はお金を有り余るほど持っていても破滅するのか

今回は、主に、お金を信じられないくらいたくさん持っている人でも破滅するのはなぜなのか……? という話です。

こちらの記事でも言及したんですが、私は会社を辞めた当初、最低月収8万円くらいから独立生活をスタートさせています。

 

zaramechan.hatenadiary.jp


そこから、3年か4年くらいかけて少しずつ収入を上げていき、最高月収だと100万円くらい。普通に働いてても60万くらいは安定かな。という生活を送ってました。

20代でこのくらいの収入があると、世間的にはまあまあ多いほうだと言われます。自分でもその自覚はありましたが、実際の生活は月収15万円くらいのときとほとんど変わっていません。

 

一方、月収20万円もないのに私よりも散財しまくって、毎月の生活がかつかつ……なんて人もいますし、私より何十倍ものお金を持っていたのに、最後は破産……なんて話も聞きますよね。

今日はそんな話、私のようにお金を使わない人と、使いまくる人、その違いはどこにあるのか……という内容です。(ちょっと長いので前後編予定)

 

 

お金を持って生活が変わるかはその人次第

皆さんの持つお金持ちのイメージって、どういうものでしょうか。派手な車に乗って、派手な時計をつけて、ブランド物の服を着て……うんぬん……。

ドラマやアニメだとこういう「THE 成金!」というのは、キャラ立ちしやすいのでよく出てきますし、そのイメージが普通の人にもついてるのかもしれません。

 

ただ実際のところ、こんな風にわかりやすい成金生活をしてる人って、全体で見たらそんなに多くないんじゃないかなあというのが、私の思うところです。

 

例えば月収100万円くらいになると、一応世間一般のサラリーマンから見れば、かなりの高収入の部類に入ります。ですが、このときの自分の生活レベルは月収15万くらいのときと同じ。強いて言えば、100グラム150円くらいの肉を(割引のものがなければ)定価で買えるようになったかも……? という程度の違いしかありませんでした。

 

なぜ私のように収入が上がっても支出が増えない人間がいるのか。それは収入が上がるに伴って想定するリスクの範囲も大きくなっていくからです。

 

収入が上がるとリスクの視野が広がる

例えば収入が10万円の頃は、その月の生活のことしか考えられません。今月どうやったら乗り越えられるのか……リスク設定の範囲は目先の食費とか光熱費とか……そういうことばかりです。

 

これが20万円くらいになり、貯金もある程度できてくると、数か月先のことまで考えられるようになります。〇か月後、友達の結婚式があるかもだから、ある程度貯金は残しておかないとな……と考えると、少しだけ財布の紐が固くなりますよね?

 

30万円くらいになると、数年後の未来も見据えることになります。数年後……俺の仕事は安泰なのか? AIの進歩で仕事がなくなるかも……と考えて、やっぱり財布の紐はちょっと固くなります。

 

このように、きちんとした段階を踏んで自分の収入を上げていった場合、その人は自分の収入増に伴って、想定するリスクの範囲も広くなっていきます。

ですから、自分の収入が2倍になったからと言って支出を2倍にするなんてことはなく、ある程度の段階でストップをかけ、大きくなった想定リスクに対応した資産を残そうとするのです。

 

突然の収入増が身を滅ぼす?

ではもし、この段階をきちんと踏まずに突然大きなお金を得てしまった場合はどうでしょうか? その典型的な例が「宝くじ」ですね。

この宝くじというのは、かかるコストに対して得られるリターンの期待値が異常に低いため、金融リテラシーの高い人が熱心に買うことはまずありません。所得の低い人が一攫千金を夢見て購入することから、一部では「貧乏税」なんて揶揄されることもあるくらいです。

しかし、熱心に買うのがそういった層ということは、それに当たるのもまたそういった層の方々が多いということです。

そんな彼らが宝くじに当たってしまったらどうなるでしょうか?

 

収入が少なければ想定できるリスクの範囲も狭いことは先にも述べた通りです。つまり、今月や来月程度のことしか考えられない状態で、自分の年収の何十倍ものお金が入ってくるわけですから、支出だって一気に数倍になってもおかしくありません。

 

ですがこれには罠があります。

仮に年収300万円の人に3000万円の宝くじが当たったとしましょう。彼はこれを機に会社を退職し、それまで月に15万円程度の支出だったのが、一気に月50万円になって贅沢三昧を始めました。

 

さて、この生活は何年続くでしょうか? 月50万円、年間600万円の支出があるので、たった5年で終わりを迎えます。

上がりきった生活水準は元には戻せず、仕事は辞めたので収入もない、再就職するにも5年のブランクを説明できないので就職できない。

 

突然の収入増により、自分のリスク管理能力に見合わない収入を手に入れた人はこんな感じの運命を辿っていきます。


前半のまとめ

今回は一旦ここまで。簡単にここまでの内容をまとめると、自分の金融リテラシーに見合わないお金が入ってきたとき、人は自分の想定できる目先のリスクしか考えずに、お金をどんどん浪費してしまう。その結果気づいたときには後の祭りとなっている。というお話でした。

 

これの後半では宝くじ以外にも、お金持ちなのに生活が破綻する別パターンのお話をしたいと思いますので、よかったらまた見てください。

(↓後編できました!)

 

zaramechan.hatenadiary.jp