20代2000万セミリタイア(予定)のブログ

20代2000万セミリタイア(予定)のブログ

セミリタイア圏内に入ってきたけど、どうしようか迷い中

貧乏人から小金持ちになったときに変えるべきマインドの話

f:id:sazamekidori:20200918154302p:plain


貧乏性が小金持ちになったら

このブログではちょこちょこと書いていますが、私は会社を辞めて今の仕事を始めたころ、月収8万円だった時期などもあり、結構貧乏でした。ただ、元から貧乏性だったのが幸いし、その収入でも無駄な出費……あるいは、必要だけど削れる出費を抑えてなんとか生きてこれたのですが、ある程度お金に余裕が出てくると、この貧乏性というのが、今度は厄介な敵になってくる場合があります。

というわけで、今日は貧乏性の人間が、生活にちょっと余裕が出てくる程度の小金持ちになったときに切り替えるべきマインドの話をしようと思います。

 


貧乏性の思考。とにかく安いものを!!

さて、自分もそうだったように貧乏性の人の思考というのは、基本的にとにかく安いものを選ぶ! という感じです。スーパーで半額の総菜を買い、生活必需品もできるだけ100均で揃え……

現代は「安かろう悪かろう」の常識もかなり変わっており、様々な企業努力のおかげで「安くてもいいもの」はたくさんあります。ですから、基本的にこの思考自体はなんら咎められることではありません。

ただ、こういったお金の使い方が染みついていると、いざ小金持ちになったときにトータルで損する場合があるのも事実です。

 

10円安い卵を買いに10キロ先のスーパーへ?

ところで、ネットでこんな話を見たことのある方もいるんではないでしょうか。

 

「自分の妻が10円安い卵を買うために10キロ先のスーパーへ買い物に行く。ガソリン代や時間を考えたらどう考えても近くのスーパーで買ったほうがいいのに理解してくれない」

 

この例はかなり極端なものですが、貧乏性の人の性質をよく表しています。
つまり、貧乏性な人は自分にとっての損得を「お金の価値」という狭い視野でしか考えられず、時間や労力といった、トータルコストでモノを見れないのです。

もちろん先ほども言ったように10円の卵のために10キロ移動というのは、かなり極端な例です。しかし、こんな例だったらどうでしょうか?


毎日15分の節約のために20万円の洗濯機を買うべきか?

「Aさんは洗濯物を干すのに毎日15分の時間を使っています。ところが最新式の20万円のドラム式洗濯機なら、洗いから乾燥まで全自動でやってくれます。Aさんは20万円払ってこれを買うべきでしょうか?」

 

この例で、迷わず洗濯機を買うべき! と言える人は、意外といません。しかし、ある程度お金を持っている人が「買ってよかった家電」を列挙する際には、必ずと言っていいほどこのドラム式洗濯機が候補に挙がります。

1日15分節約できるということは、月換算だと450分の節約になります。時間にすると7時間以上。おおよそ1日の労働時間を捻出できることになると考えましょう。

休日なしで考えても月収が100万円くらいある人なら、日給は3万円ちょっとになりますので、洗濯機のおかげでひと月当たり3万円得することになりますね。そうなると20万円の費用を回収するには7か月弱。たったの半年で回収できます。

 

これは概算ですが、こうして論理的に考えてみると、庶民レベルのお金持ち・小金持ちであってもドラム式洗濯機を買うことにはかなり大きなメリットがあることがわかります。月収が半分の50万円でも1年で回収。洗濯機の耐用年数が5年くらいあるのなら、十分すぎるほどに元が取れます。

しかし、貧乏性の思考のまま労働単価が上がって小金持ちになってしまうと、このように明らかに得な状況があっても、目先のお金が減るのを恐れて、最善の行動を取れなくなってしまいます。

 

お金と時間を同一視して考えること

このように、ある程度余裕のある収入を得た際には、お金の価値を「お金の価値」としてだけ考えるのではなく、それがもたらしてくれる、余剰時間やストレスの低減など、他の様々なコストと同一視して考えることが必要になってきます。

お金を払って時間を買うというのは実際のビジネスでも通じるところがあり、経営者層なら、うんうんと頷けるところですが、特に固定給のサラリーマンは意外とこのコスト意識が低い場合が多く、プライベートでも仕事でも色んなところで損をしています。

 

ですからもしもあなたが貧乏人から小金持ちになった際には、まずは自分の時間を節約することは金銭的にも得をしている。という意識を持って、お金をどこに使うのか、あるいは使わないのかを考えてみることが大切になってくるのです。