20代2000万セミリタイア(予定)のブログ

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セミリタイア圏内に入ってきたけど、どうしようか迷い中

「宝くじ当選者」以外にもある、身を滅ぼすお金持ちの種類

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前回のあらすじ。

zaramechan.hatenadiary.jp


この記事の前編となる上の記事では
「なぜ、突如として大きなお金を持った人は、お金で失敗するのか」
という話をしました。

 

その理由は、本来なら収入の増加とともに段階的に備わってくるリスク管理能力が備わらない状態で、身の丈に合っていない支出を繰り返してしまうから。と結論付けています。

この説明をするために高額の「宝くじ当選者」を例に挙げて色々説明したわけですが、実はこれ以外にも危ないお金持ちのパターンはいくつか存在します。

 

 


実は失敗しやすい成金パターン

さて、先の記事で挙げた宝くじ当選者の例は、自分のリスク管理能力と収入がかみ合わなくなる最たるものですが、他にも危ない成金パターンはいくつかあります。

 

①遺産相続

宝くじの次に、知らないところから突然大きなお金が入ってくる例と言えば、やはり遺産相続です。価値観が多様化したこのご時世ですから、あからさまなお金持ちがそのままお金を持っているとは限りません。逆に、貧乏そうに見えたおばあちゃんが実は……なんてこともあれば、会ったこともないような親戚から……というドラマのような話も、実は大して珍しくないのです。

 

とはいえ、この内容は宝くじとほぼ同じとなるので、「なぜ大きなお金を相続しても、お金で失敗してしまう人が出るのか……」という説明は割愛させていただきます。


②成り上がり社長!

これがどういう人物かは説明するまでもありませんね。これこそ皆さんのイメージするTHE成金! と呼ばれる人たちです。会社を立ち上げトントン拍子に物凄い金額を得てしまう。すると、宝くじや遺産相続と同じように想定外のお金が一気に転がり込み、自分の管理能力と見合わない収入を持つことになります。

 

ここで自分を天才だー! と信じ込み、その収入が永遠のものと思い込んで散財してしまうのですが……ネットの記事によると起業から10年後の会社生存率は1割以下らしいです(ただし統計ソースは不明)。

 

この話を信じるかどうかは別としても、現代はたった数年で世界の常識が変わってしまう、超激動の時代です。一瞬の成功が永続的に続くと考えてしまうと、ろくなことにはなりそうにないですね。

 

③会社の3代目

ビジネスの世界では3代目が会社をつぶす。なんてよく言われます。その理由は、1代目は0から会社の基盤を作り、2代目はその苦労をよく見ている。しかし3代目は完全に安定したところからスタートするから……というもの。

これは先にも書いたリスク管理能力と収入が見合わない例と似ていますね。もちろん収入は会社によってそれぞれでしょうが、後を引き継いだ新社長は、先代程の経験や知見を得ず、自分の管理能力に見合わないお金や人を動かすことになります。そのため会社をゲットしたと思ったらあっという間に……なんてこともよくあるようです。(特に同族経営の場合)


④高年収サラリーマン

最後はちょっと意外かもしれませんが高年収のサラリーマンも、実は失敗しやすい例にあたります。代表的なのは証券営業マンなどですね。彼らは常日頃から富裕層の大きなお金を扱い、それとともに世間一般の人よりは多くの金額をもらいます。

 

正直言って、新人のうちはこの収入格差なんて50歩100歩だと思うのですが、それでも彼らは「デカい金を扱うデカい金を持ったエリートの俺ら!」という意識が芽生え、飲み会! スーツ! 高級時計! といわゆるTHE 成金生活に陥りやすくなるそうです。

 

これは「自分の管理能力を超えた大金が入る」というよりは、「大した収入がないのに支出への意識が薄い」と言う形になるので、「貧乏→破産」の流れに近いのかもしれません。

貧乏な人よりはお金を持っているけれど、自分の収入以上にガンガン使ってしまうという構図です。

 

ちなみに、この現象は実際の現場でも本当に起きていて、高年収の証券マンたちが実は何百万の借金持ち……なんて話も全然珍しくないんだとか。

 

まとめ

ではここまで見たところで、前後編の内容のまとめです。簡単に言ってしまうと

お金があっても身を滅ぼしてしまうのは、それまで培ってきたリスク管理能力に見合わない収入を手に入れるから。自分のお金を、自分の望む使い方ができるように、日ごろから自分の収入に見合ったリスク管理能力。そして、できれば自分の収入以上のリスク管理能力を身に着けておきましょう。

という話でした。


年収1000万くらいで高級時計つけて高級車を乗り回してイキってる人がいたら、こいつ典型的な失敗するやつじゃん……と思ったほうがいいかもしれません。