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セミリタイア圏内に入ってきたけど、どうしようか迷い中

ブラック企業について本音で話す(前編)~ブラック企業、よろしいんじゃないですか?~

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ブラック企業……? よろしいんじゃないですか……?

はい、今日はブラック企業について思っていることをぶっちゃけようというお話。
ブラック企業という言葉が出てきて随分経ちますが、世間的にはやっぱり
ブラック企業許せん!」
「滅ぼすべし!」
という声が多いみたいです。

世の中のほとんどは労働者なので、こういう声が大きくなるのは理解できます。

でも経営者のみなさん……あるいは、こういうブログを読んでくれてる意識の高いみなさん。ぶっちゃけどう思います……?

私は、
ブラック企業……? 別によろしいんじゃないですか……?」
と思っています。

 

 

そもそもブラック企業とはなんなのか?

この話に入る前に一応ブラック企業の定義について考えておきましょう。世間話レベルではよく「うちの会社給料安くてブラックだわー」「残業多くてブラックだわー」と言われますが、それなりにちゃんとした情報媒体では

 

「明らかな違法行為、人権侵害がある企業」ブラック企業としているところが多いです。

 

つまり、給料安い。なんてレベルではなく、残業代払わないとか、失敗したら体罰とか、そういうレベルのことが日常的に起こっている企業を「ブラック」と呼んでいるようですね。
この辺は正直言って「やってることの程度による」と言わざるを得ませんが、基本的にはここで考える「ブラック企業」もこのレベルを含むことにいたします。

 

ブラック企業の経営者ってすごくない……?

私はブラック企業の話を聞くたびに思うのです。ブラック企業の経営者ってすごいなあ……と。理由は2つ

①徹底したコストカットを実現している
②人間でさえあれば利益を出せる経営構造を作り出している


①徹底したコストカットを実現している

企業の目的は利益を上げることです。そのためには「売り上げを上げる」「コストを下げる」という2つの要素を両立させなければなりません。

そして人件費はコストの主たるものです。利益を追求するためにはギリギリまで人件費は下げたいもの。しかし、かといって給料を1円にしたら従業員はすぐに辞めてしまいます。

だからこそ、辞めさせないギリギリの給料を設定し、なんなら手を変え品を変え、それさえも出さないようにしている……。もちろん道徳的には問題ありですが、その手法には素直に感心します。


②人間であれば利益を出せる経営構造を作り出している

当然ブラック企業に入る人というのは、平均で見れば一般人より能力が劣っていることが多く、たまにまともな人が入ってきても、すぐに辞めてしまいますので、人の入れ替わりは相当激しいはずです。

ですが、そんな能力も経験もない社員が出たり入ったりしていても、支払う給料以上の利益を出せるって、相当仕組みが整ってないと難しいです。

人を雇った経験のある人にはわかると思いますが、人間ってメチャクチャ変数が多くて、能力があるから仕事ができる(仕事に合う)とも限りません。なのに、能力すらない人を使って利益を出すってどういうこと……? と思わずにはいられないのです。

 

ホワイト企業ブラック企業。本質は同じ

 従業員の方たちはおそらく勘違いしていますが、

ホワイト企業=従業員のことを想ってくれる優しい存在
ブラック企業=従業員のことをゴミのように扱うクズ

 という認識は、ちょっと違うんじゃないかなと思います。


先ほども書いたように、どちらの企業も経営の目的は「利益を出すこと」です。

ホワイト企業が従業員への待遇をよくするのは

 

従業員の給料を上げ、拘束時間を短くし、ストレスレベルを低く抑えることで、作業の効率化を図り、人材の入れ替えによる再教育コストなどを下げたほうが利益につながる。

 

と、考えているにすぎません。一方のブラック企業

 

給料を下げ、徹底的に押さえつける。多少辞める人間が出ても、一部が残ればいい。教育せずとも売り上げを出せる仕組みが整ってるから、低賃金でとにかく働かせたほうが利益につながる。

 

こう考えているだけで、結局利益に対するアプローチをどのように取っているかという違いしかありません。

 

ブラック企業も必要なんです

しかし、ホワイト企業のやり方は長期雇用が前提かつ、一人当たりの利益も大きくなければなりませんので、能力のない人には務まりません。ですが現実問題として、世の中にはたくさんの能力のない人がいて、そういう人も雇用に回さなければ社会は立ち行きませんね。

そういう意味で、ブラック企業は必要悪として存在しなければならず、冒頭で言った私の
ブラック企業……? よろしいんじゃないですか……?」
という考え方につながるのです。

このあたりの「能力のない人たちの雇用」というブラック企業の社会的意義については、もっと掘り下げていきたいのですが、長くなってしまうので今回はここまで。

 

これについて書いた後編をアップしましたので、ぜひそちらもご覧ください。

 

zaramechan.hatenadiary.jp


こんな感じで、お金や社会に関することについてよく書いているので、
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