20代2000万セミリタイア(予定)のブログ

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セミリタイア圏内に入ってきたけど、どうしようか迷い中

(実話)会社が辛くても3年続けろ、なんて簡単に言うもんじゃないなと思った話

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自分が会社を辞めた時の話

ちょこちょこ書いていますが、このブログの筆者は新卒で入社した会社をたったの4か月ほどで辞めています。理由はいったん置いておくとして、当然辞める前には親に「会社を辞める」と伝える段階がありました。

辞めることは自分の中で決定していたので「相談」ではなく辞めるという「報告」だったのですが、母は渋々ながらも、しょうがないね……という感じ。一方の父はありえない」「話にならない」と言って、聞く耳持たず。と言った状態でした。

こちらとしては、なんと言われようと辞めることは決まっていたので、


「まあ……『話にならない』っていうなら、別に話さなくていいか。報告は終わったし」


という捻くれた考えのもと、通話を終えたのですが、その後父から長文のメッセージが飛んできました。

パッと見てすぐに消したので詳細はあまり覚えていませんが
「俺はどんなに辛くても『石の上にも3年』だと思ってる。最低でも3年は続けないと云々」
という内容でした。

 

3年続けるってなんなんだ……?

私は辛くても会社を「3年続ける」という行為自体には決して反対ではありません。ただし、それは自分に大した取り柄がないと自覚しており、ただ辛いから……めんどくさいから……という理由で辞めたいと思っている場合です。

一方の私は、当時根拠のない自信の塊でしたので、会社が辛いから辞めたい。というよりは


「会社員ってこんな無能の集まりなのか……でも、こんな無駄なことばっかりして利益を上げられるってことは、自分が一人で効率的に動いたら余裕で稼げるんでは?」

と思っていました。尖りまくってますね。

 

なので、こんな会社に3年も居続ける。というのは機会損失以外の何物でもなく、そんなことを自作のポエムに乗せて送ってくる父に反抗心が芽生え、メッセージを削除したのです。

一応言っておきますと、父のこの対応は決して間違っていなかったと思います。自分の子供が大した理由もなく「会社を辞めたい」などと言い出せば反対するのは当然です。ただ反対するにしても、きちんと理由を聞いて、その上でひとつの意見として、同じことを言われたなら、この話も今では単なる笑い話になっていたのかもしれません。

 

石の上にも3年!! と豪語した彼のその後

それから私は一旦実家に戻り、ライターの仕事をしながら、実家の近くにアパートを借りて引っ越しました。アパートを探している間、父は私のことを無視しているような状態でした。

それから1年か2年が経った頃、月20万円くらいが安定して稼げるようになってきた私のところに母から連絡がありました。

 

「あんたんとこでなんか仕事とかない?」

 

母はもともと経理の仕事をしており、よく冗談で「あんたのとこの経理やってやるから給料くれー」なんてことを言っていましたので、そういう話かなと思って断ったのですが、後日食事に行った際、そうではなかったことを聞かされました。

少し話は逸れますが、父は当時現場系の仕事で働いていました。その仕事は、土木関係ほどハードではありませんが、それでも大変は大変です。ですから、父は同業の「管理系事務」の仕事に移るため、それ用の資格試験に合格し、そちらの方面に転職したそうです。

しかし、どうにもその書類仕事が肌に合わず、結果としては3か月でその職を辞め、元の職場に戻ることになったとか。当然新入社員扱いになるので給料は以前より低くなったりと、散々だったようです。

さすがに本人からは言いにくかったのか、あるいは母が勝手に連絡してきたのかはわかりませんが、私に(父の)仕事がないかと母が言ってきたのは、父が事務の仕事を辞め、元の職場に戻る前あたりのことでした。

スカッとジャパンとかに取り上げられそうな話です。

 

人生何が起こるかわからない

人生は何が起こるかわかりません。石の上にも3年! 辛くても3年は続けろ! と言っていた人が、転職して3か月で会社を辞める。なんて冗談みたいな話も実際に起きるのです。

私も皆さんも、どうなるかわかりません。そしてそのときには、自分の過去の行動がそのまま自分に返ってきます。

先ほども書いたように、会社を辞めると言い出した子供に対し、厳しい意見を言うのは至極真っ当な反応です。それでも引っ越しを手伝ってくれたり、お金がない時期に外食に連れ出してくれた母には感謝していますし、ある程度お金が稼げるようになってからは、こちらが奢ることも増えました。

一方で、その後家庭の事情が色々変わったこともあり、父とは現在本当に必要最低限の連絡しか取りません。今後、父が困ったときに助けるかどうかというのは別として、積極的にはなれそうもない。と思っていることも事実です。

だから人に優しくしたほうがいい。なんて大仰なことは言いませんが、自分が相手のことを強く非難するときは、色々とよく考えたほうがいいのかもしれないな、と思った話でした。